総展望

SG第33回グランプリ&シリーズ
12月19日(水)・20日(木)・21日(金)・22日(土)・23日(日)・24日(月)グランプリを勝たなければ意味がない!
第1回から見ているが、このSGは見飽きることがない。記者生活何十年でも、見るたびに感動の嵐である。今年も頂上の戦いにふさわしいメンバーがそろった。その中でも毒島を包むオーラは7色に輝いている。オーシャンカップ、メモリアルとSGを連覇し、賞金ランク1位を独走しているが「トップはうれしいけど、グランプリを勝たなければ意味がない」と、冷静沈着である。「レースのない日はレースのことを全く考えない。レースより、趣味のことが気になる」というコメントはトップに立つ者の余裕だろうが、この切り替えが尋常ではない集中力につながる。
一方、「今はレースが充実しているし自信もある。グランプリは目標だが、その前にいろいろなSGを取りたい」と昨年語っていた峰。実はそれが敗退(3着)の要因ではないか。極限の緊張感があってこそのグランプリVだと思うし、今年は「絶対V!」を口にしてほしい。
また、ホワイトシャーク…、白井らしいニックネームである。この選手は常に獲物を狙う不気味さ?が漂っている。ただ、住之江ではまだそのイメージが浸透していない。Vか大敗か、予想の印で書けば▲だと思う。
井口は峰と同じイメージ。毎年このランクを外さない安定感。走る度に感動が生まれるこの水面、このステージで、今年もファンの目を惹きつける。
5位中島、6位守田も今年は充実ぶりが光ったが、初日から戦いに参加する7位~18位までの選手も魅力的な面々。グランプリ連覇を狙う桐生に、石野、太田の地元勢。水面巧者の吉川もそろそろ出番がありそうな気がする。
さあ、すべての壁を乗り越える異次元のパワーを秘めているエース11号機を誰が引くのか?
初日・第11レース「トライアル1st」出場予定選手
4296A1
岡崎恭裕
(福岡)4262A1
馬場貴也
(滋賀)4168A1
石野貴之
(大阪)
3946A1
赤岩善生
(愛知)3960A1
菊地孝平
(静岡)3941A1
池田浩二
(愛知)
去年の失敗は今年のVの糧に

4024A1
井口佳典(三重)
勝負ごとに「たら、れば」は禁句ではあるけれど、去年の井口は本当にもったいないことをした。結果は桐生のイン逃げだったが、記者的には、井口の楽勝だと思っていた。当時のエース10号機はめちゃくちゃ噴いていたし、加えて絶好の4カドと条件はそろっていた。しかし、スタートした瞬間目を疑った。井口ー石野ー毒島のダッシュ連動なのに、3選手ともコンマ30台なんて、あり得ない!その後も10号機は猛烈なパワーで3月に格納するまでエース機として大活躍しただけに、井口から大勝負していた記者はショック(笑)だった。しかし、これがグランプリなのだと思う。 勝った桐生は、過去参戦した中で一番出ていなかった。しかし、今までの苦杯を糧にして、最後までレースの流れに乗っていた。井口はグランプリを一度制しているが、今年はまた新たなチャレンジャーとして、しっかりV軌道に乗るに違いない。
全国過去3節 | 2018.11 浜名湖 [GⅠ] 1 142 433 21 | 2018.11 芦 屋 [SG] 6 651 35323 | 2018.11 大 村 [GⅡ] 1 431 344 42 |
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:優勝戦※数字は2018年12月18日現在のものです
初日・第12レース「トライアル1st」出場予定選手
3854A1
吉川元浩
(兵庫)4019A1
笠原亮
(静岡)4444A1
桐生順平
(埼玉)
3590A1
濱野谷憲吾
(東京)3557A1
太田和美
(大阪)4344A1
新田雄史
(三重)